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咲いてくれるかな

シンビジウムの仲間のラン。花は薄黄緑色をしていて、お世辞にも美しい花ではありません。調べてみても、花よりも葉を楽しむもののようです。どうしてそんなものを育てているかと言えば、この花が放つ特殊な匂いに秘密があります。昨年始めたニホンミツバチの養蜂に欠かせない植物なのです。数年前から巣箱を用意してニホンミツバチを待っていましたが、一向に入る気配なし。そこで、昨年お世話になったのが、この植物(咲いたものを購入しました)。花が咲くと受粉のために、ニホンミツバチだけが好きな匂いを放つのです(セイヨウミツバチは寄ってこない)。置いた30分後には数匹のミツバチがやってきて、夕方には大群で押し寄せて近くの巣箱に入ってくれました。本当に素晴らしい効果なのです。水やりもたまにするだけで良く、育てるのは非常に楽な種類。今は凍結防止のため、自宅の玄関土間に移動中。現在所有する巣箱は2つ。この巣箱から1匹ずつ新たな女王バチが生まれます。そしてあるタイミング(5、6月頃)で、仲間を連れて新しい住居を探すのです(分蜂)。ということで、新しい巣箱を増やすチャンスです。そしてそれは、うまく咲かせられるかどうかにかかっています。その一方で、新しい情報も入手しています。この花の放つ誘因物質の特定に成功し(3-ヒドロキシオクタン酸と10-ヒドロキシデセン酸)、それを合成したものが販売されるらしいのです。こちらも、興味津々です。さて、どうなるかな。

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