工房への入口は砂利を敷いた坂道。大雨のとき、坂を流れ始めた水は見る見るうちに小さな沢ぐらいになってしまった。 あの雨の中では何もできず、ただ砂利が流れ出してしまうのを眺めるしかなかった。対策が必要だ。

 

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シャベルですくい、一輪車で上に何度も運んだ。運びながら対策を練る。要は坂道に水が流れないようにすればいいのだ。そうだ、側溝を作ればいい。早速ホームセンターで資材を購入し(9センチ幅のU字溝を4.2メートル分、蓋のグレーチング、簡易セメントで、合計¥15,000ほど)、自ら施工してみた。勾配を気にしながら溝を掘り、U字溝を埋めていくのは意外に大変だった。仕上げのコテを使ってセメントを塗るのが一番楽しかった(いろいろセメントで固めてみたくなった)。さて、早く水が流れる様子を見てみたいが、週末までは雨待ちの状態だ。ここのところ各地で大雨が降って被害が出ているので、不謹慎だと思われるかもしれない。しかし、この手の仕事をしている人の中には、同じような気持ちで自然と対峙している人も少なからずいると思う。そんな人々のおかげで穏やかに暮らせているのだ。ただ、ときに人知を軽々超えてくるのが自然なので、安心はできない。数十年に一度と言われるようなことも、地球の誕生からの時間で考えれば頻繁に起きていることになる。いつまた、それ以上の自然の猛威が襲ってくるのかわからない。備えは必要だ。

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