見えない仕事を見せる行為は美しくない。

 

見えないところに、手の込んだ仕事をすることが多い。今回もそんな仕事がしてある。裏返すと天板と脚を固定するのための木片がついているが、これはあくまで補助的なものでフェイクに近い。将来これをバラそうとした人は、木片を外したのに天板と脚が離れないことに驚くことになる。そしてこの仕事を知る。手を抜いて同じようなカタチを作るのは簡単。だが長い目で見れば、木の動きを考慮した仕事がしてあるかどうかは大きい。そんな当たり前のことをわざわざアピールするのは商業的で好きではないので、ブログでも基本的に制作の様子を伝えるのはあえて避けている。でも、どんな仕事をしているか紹介しないと理解してもらえないのも確か。見せようとする行為自体が美しくないと感じてしまうので、ここでもあえて説明せずに写真だけを載せておく(なんとなくわかるだろう)。美意識は大切にしたい。

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