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ちょうど今年最後の納市でした

現状を知るためにも行ってみるのが一番と思い、とりあえず出かけてみました。ちょうど会議にも一緒に参加した仲間と合流し、教わりながらいろいろ勉強してきました。その日に出される材料がまとめられた冊子を見ながら、土場に寝かされている材料(原木)を吟味。当然、中は分からないので、表皮や木口を見たりして推測します。その上で、競りに臨む。皆さん慣れたもので、どんどん価格が決まってゆく。相場を知るためにも、いい経験になりました。広葉樹は針葉樹に比べると、かなり少なめ。しかも、やはり飛騨の広葉樹は本当に少ない。蓄積量を知っただけに、これではいけないという思いが強くなります。次回は年明けの初市。既に大きな径の広葉樹が何本も用意されていました。相場を分析し、初市では飛騨の広葉樹を競り落としてみようかと。とはいえ、飛騨のものが出てくるかどうかも定かではないし、とにかく資金力がないので購入できてもわずかな量でしょう。でも、まずは流通量を多くするために、少しでも動かすことが大事だと思います。ただ、この市に出てくるのは規格を満たした優等生の木材。仕組みづくりの中で着目しているのは、この規格から外れたものも含みます。曲がりがあるだけで規格外と判断され、おおかたパルプの原料(チップ)に回されています。おそらく使い方次第で活きてくる材料がたくさんあるのです。需要を知れば、供給側も動きます。そんな仕組みづくりを皆で力を合わせて実現させる。そして、「飛騨の広葉樹」を広めていければと考えています。

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