厳しい冬が終わろうとしています。薪ストーブも日中は火を落とすことが多くなってきました。シーズン始めと終盤のこの時期は火を入れるためにマッチやライターを使いますが、シーズン真っ只中には使用しません。それは何故かというと、

24時間稼働しているから。こう言うと決まって、「深夜も薪を足しているんですか?」と聞かれますが、そんなことはしていません。寝る前に多めに薪を入れ、空気の量を調整し就寝します。翌朝、灰の中に熾(おき)を残すように調整しているだけです。朝、残った熾を真ん中に集めその上に新たな薪を置くだけ。ドアを少し開けておけば、着替えているうちに新しい薪から炎が上がる。自宅と工房で薪ストーブが5台ありますが、メーカーも機種も皆バラバラ。それぞれ調整は異なりますが、どれも癖を掴んでしまえばこんなことが可能です。ストーブトップのヤカンにはお湯が常にあります。暖房だけではなく調理にも利用できる薪ストーブは、まさに生活の道具です。暖かくなるのは嬉しいのですが、薪ストーブが使えなくなるのは少し寂しい。いつも複雑な気分を味わうこの時期です。

今年仕込んだ味噌。仕込んだのは私ではありませんが、薪ストーブで大豆を煮るのを担当しました。数名で作業したらしいですが、薪ストーブで煮込んだうちの大豆が他の方々よりずっと柔らかったらしいです。長時間の煮込みには、本当に重宝します。

 

 

 

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