連休明けに家具の納品に行ってきました。

 

 

 

IMG_3831

今回家具を依頼されたお宅は、リノベーションによって生まれた細長い住空間でした。キッチンからリビングまでが一つに繋がり、リビングダイニングの中心に薪ストーブがあります。写真にもある階段がかなりのスペースをとっているため、家具の大きさから配置まで、かなり試行錯誤しました。今までの生活習慣から床に座ったり横になる方が多くなりそうとのことだったのと、リビングスペースの天井高が低くなっていることもあり、ソファー、リビングテーブルともに、高さを抑えた仕様にしてあります。キッチンからリビング奥までなるべく視界を遮ることなく、空間の繋がりを大切に家具を設計・制作しました。

ソファーの座面高は340。床に座った際に、背もたれにしてもらうことも考慮して設計してあります。リビングテーブルは見えていませんが、高さは250。最近の定番の高さです。床に座っての使い勝手が本当にいいのでお勧めです。ソファーの対面には掃き出し窓があり、庭を眺めることができます。冬にはどっさり雪が積もりますが、薪ストーブの炎が冬を楽しませてくれるはず。

ダイニングの片側はベンチです。大人には出入りは少し面倒ですが、お子さんが多いので活躍するはずです。手前には奥様用のスツールがあります。何かと席を立つことの多い場合には、背もたれのないスツールが便利。ゆっくり食事ができるときには、椅子を使います。(座面の革はオリジナルで製作したものです)

全てに飛騨のナラ材を使いました。実は、総張りのソファーもナラ材でフレームができています。世間の通常は合板で作るものですが、長年使用した後の張替えのことを考えると合板では心もとないのです(釘が効かなくなります)。重量は重くなっていますが、大人が床に座って背を預けてもずれることがありません。

家具が馴染む頃に、点検も兼ねて再びご訪問の予定です。その際に、本撮影も行います。Iさん、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください