朝、工房裏の木々を眺めていたら、木をまっすぐに降りてくるものを発見。あっという間に見えなくなりましたが、あれは間違いなくリス。初めて見ました。住み着いているんですね。何となく、気分のいいスタートを切ったその日でした。

 

 

 

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リスが降りてきたのはソヨゴの木

5/12 数日間天気の悪い日が続いた後の快晴の日。そろそろかなと思い、昼頃巣箱付近を眺めていたら、数十匹のミツバチを発見。ああ、来るなと思ってしばらく経って見に行ってみると、たくさんのミツバチが巣箱に集まっていました。

 

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赤いネットをかぶっているのはキンリョウヘンの切り花

群れとしては小さな方ですが、無事に巣箱に入居してくれました。夕方、用意してあった巣枠式巣箱に移し替え、元の場所に戻らないように20キロ離れた自宅に移動しました。

5/13 昨日入居した待ち受け箱に、またまた入居。昨日の群れよりも大きい。こちらも、夕方に巣枠式巣箱に移し替え、自宅へ移動しました。同じ場所で何度も捕獲することができると本で読んだ記憶がありましたが、こういうことなんですね。

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5/15 5/13捕獲群を自宅から工房に戻しました。5/12捕獲群はリスク回避(クマ対策)のため、自宅で飼うことに。この群れは他所から来たので、すぐに工房に戻しても問題ないと判断。

5/21 昨年から飼育してきた群れが、初分蜂。近くのナラの木に集まったところを捕獲。巣枠式巣箱に入れて、これも自宅へ持ち帰りました。写真は巣箱からぞろぞろと出てくるところ。この後皆飛び立ち、少しずつ移動しながらナラの木へ集まりました。どこに集まるかはわからないので、見失わないようにそっと後をつけて行くのです。

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5/22 昨日に続き、2度目の分蜂。新しい女王蜂の2匹目が生まれたようです。同じナラの木に行くのかと思っていたら、今度は5/12,13に入居が続いた箱にそのまま移動。今年はこの巣箱の場所がとてもいいようです。冬の間に用意した巣枠式巣箱は3つだったので、急いで巣箱を2つ制作。夕方には移し替えて、自宅に移動しました。

5/24 翌日から雨の予報。午前中からかなり気温も湿度も高い。一昨日に分蜂した群れから3度目の分蜂(女王蜂は3匹いたようです)。近くの杉の木の高いところに蜂球ができてしまったので諦めていたら、午後3時頃に例の待ち受箱に入居しました(この巣箱で4群確保)。やはり夕方に、巣枠式巣箱に移し替えて自宅に移動しました。

ということで、現時点で工房に2群、自宅に4群。とりあえず逃去することもなく、順調に巣作りに励んでいる様子。捕獲場所から一旦知らない場所まで移動させることが逃去を防いでいるように感じます。この時期のミツバチの寿命は2週間ほどらしいので、工房付近の記憶を持つミツバチがいなくなる時期を見計らって、2群は工房に戻す予定。

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5/23に撮影 この後、もう一つ増えました

天気が久しぶりに崩れるようなので、次に可能性があるのはその後の天気が回復したタイミング。蜂の扱いにも慣れてきて失敗が少なくなってきていることを実感します(数年前は本当にバタバタでした)。用意した全ての巣枠式巣箱5つに入居済みなので、この後は重箱式巣箱に入ってもらう予定(これ以上新しい巣箱を制作している余裕がありません 泣 巣枠式は私たちが制作しても手間がかかるのです)。

夜、最初に捕獲した巣枠式巣箱をこっそり覗いてみました。きれいに巣をかけていて、蜜蓋(糖度の非常に高い状態の蜜が入っているところに蓋がされます)のかかったところがすでにありました。こんな風に観察でき、ミツバチへの負担をほとんどかけることなく採蜜できるのが巣枠式のいいところ。しばらくそっとしておいて、落ち着いたところで巣枠の写真撮影にチャレンジしてみようと思っています。これだけ増えると、クマ対策も真剣に考えないといけません。

ミツバチがいなくなると人類も滅亡するなんて言われたりもしますが、真偽はわかりません。全てにおいてバランスがとられるようになっているので、そんなに単純ではないのではというのが私の考え。たまたまこの地に住み着いて、偶然にもニホンミツバチに出会い、工夫のしがいのある巣箱作りも面白く、飼育するうちにミツバチの習性にも興味を抱き楽しみの一つになっただけ。蜂蜜は副産物にしかすぎず、出会うお客様に差し上げたりして楽しんできました。昨年からは販売して欲しいと言う人も現れて、養蜂家レベルの飼育法を追求しているところ。

 

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自家製ハチミツナッツ

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巣枠 家具の端材で作っているので、すべてナラ材 一箱に15枚入ります

採蜜時には巣枠を入れ替えるので余分に制作

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