今年から工房で菜園を始めました。
菜園を作るにもデザインは大切。どう配置するか、慎重に考えて始めたけれど、木の根っこや大きな石がことごとく邪魔をします。人力なのでどうしても限界がある。それでもなるべく理想に近づけました。家具つくりの合間に雑草とりや害虫退治。とにかくコツコツやるのは苦にならないので、どうも向いているみたい。少しずつ変化する菜園を見るのは、愉しくてしょうがない。ある人が、そんな人を庭の奴隷だと表現し、庭は自分で自分を祝福するアルカディアだと言っている。まさに、そのとおり。ナス、キュウリ、人参、トマト、ネギ、カボチャ、スイカ、ブルーベリー、ラズベリー、梨、リンゴ、サツマイモ、枝豆。気がついたら、こんなに植えていた。家具づくりで出る木屑は、地面に撒いておくと雑草がはえにくい。新たな使い道。いずれは堆肥も作りたい。それには動物がいるといいなあと思い、こんな子たちも見に行ったけれど、ヤギはペットとして人気があるらしく非常に高値で取り引きされていて、とても手が出ません。ちなみに、ザーネン種と呼ばれる大きなものではなく、シバヤギやトカラヤギのような小型のもの。これらはペットショップで１０万ぐらい、ヤギ市（近くだと愛知県岡崎市で開催）で３万〜１０万。オス（飼いづらいらしい）よりもメス、白よりも有色の方が人気があり、高値になっていくようです。そうでないヤギは、どうなるか。沖縄では普通に食用にするため、多くはそちらへ行くらしい。まあ、急ぐことはありません。ゆっくり自分のペースでやればいい。「雨が欲しいなあ」と、まるでお百姓さんになった気分でつぶやいてしまうのも、自然に寄り添っている感じでいいです。養蜂に菜園、そして家具づくり。いい感じの6月です。
