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面積 60,000ヘクタール 蓄積量800万立米

これが高山市が蓄積する広葉樹の総量。桁が大きすぎて想像することさえ困難です。高山市林務課主催による会議で知った現実です。山に入り伐り出している人、木材の市を主催する人、家具用材として使いたい人、3者をマッチングさせることを目的とした会議でした。毎年、ナラを薪として利用しながら、こんな勢いで使って大丈夫だろうかという不安を抱えていましたが、全くの杞憂であることがわかりました。逆にどんどん利用しないといけない。森の若返りが急務なのは、昨今のナラ枯れ(カシノナガキクイムシによる被害)の現実を見れば明らか。年数の経った大きな木が狙われます。その前に有効利用しようという作戦。ただし、蓄積量があるといっても、現代の機械力をもってすれば、あっという間に伐り出すことは可能です。でも、それをやったら、先がない。計画的に伐り出す量を決め、木を見て無駄の少ない方法で家具・小物をつくる。小さな工房が日常行なっていることが活かせるのではないか。とにかく、飛騨の広葉樹(HIDA hard wood)のポテンシャルを大いに感じました。広葉樹の活用という単純なことだけど、視点を変えるとやることの意味は大きい。そんな一歩です。

 

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