工房のある一之宮町の水無神社にて、5/3〜5/6にかけて、57年ぶりの大祭(おおまつり)が行われました。

以下、水無神社ウェブサイトより引用

飛驒の大祭とは、主催する神社が飛驒國中の神社(神輿やまつり行列)を招請して、天下泰平・五穀豊穣などを祈願する飛驒地方独自の大まつりのことで、全国でも類を見ない神事です。
その起源は飛驒一宮水無神社にあると云われ、江戸時代に飛驒地方で発生した大規模一揆、「大原騒動」によって荒破した当社の神殿を大造営し、安永八年(1779年)の竣工遷座奉祝祭で、飛驒國中の代表神社を招請し、三日間に及ぶ大祭りが行われ、大原騒動で疲弊した飛驒人の心機を奮い起こした様子から、世相の区(あ)しきを吉に返す世直しの大まつりとして、それ以来今日に至るまで、飛驒各地の神社において不景気の時や異変の後に斎行されてきました。
当社では、式年大祭の名分を以て、平成29年5月3日から6日にかけての4日間、昭和35年以来、実に57年振りとなる飛驒の大祭を斎行致します。

水無神社 飛騨の大祭ウェブサイト

(上記サイトには57年前の貴重な写真も掲載されています)

 

飛騨に数多ある神社のトップに位置する水無神社。その大祭ともなれば、飛騨中の神社が集まります。4日間で参向神社は296社。参加予定人数は6750人。私が住む地域の神明神社は、初日の5/3に総勢50名弱で参加しました。私は白装束の出で立ちでの旗持ち。気心知れた地域の皆と参加のため、普段ほとんど飲まないビールや酒を朝から飲みながらの行列。大いに楽しみました。実は5/6も別の神社(日枝神社:春の高山祭の中心になる神社)の応援要員として大祭に参加。二つの神社で2日も参加する人はほとんどいないので、いい経験になりました。飛騨に住み着いて20年。こんな行事にも参加させていただき、地域の皆さんには深く感謝の大祭でした。

 

これは行きの行列の様子。地域の神様を神輿に乗せて、水無神社に向かう途中です。国道41号を横断するため行列は度々止まります。

水無神社に着くと神うつしが行われ、合わせて境内で神事芸能奉納が行われます。獅子舞や鉦は神社によって微妙に異なるので最初は興味を持って見ていましたが、とにかく数が多いので次第に飽きてきてしまいました。見学に来ていた人も、同じように感じていたかもしれません。

奉納も終わると神事の間はしばし休憩です。昼食を取りながら、神事の終了を待ちます。終わると神うつしをして、行列を組んで帰って行きます。帰りの様子を妻が撮影してくれていました。

応援要員として参加したのは最終日。あいにくの天気でしたが、帰りの行列はしっかり組めました。ちなみに、日枝神社は大きいので総勢300名強の行列でした。何をするにも多所帯なので時間がかかります。とにかく待ち時間が長かった印象です。さすがに2日間は疲れました。皆さん、お疲れ様でした。

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