木材と同じように時の経過に伴い味わいがでる真鍮は、好きな金属の一つです。

 

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飽きのこないシンプルなデザインを求めますが、なかなか良いプロダクトが見つからないので、数年前から特注で作ってもらっています。工場で製作してもらった時点ではバフ仕上げでピカピカの状態ですが、家具に取り付ける際にはこちらでひと手間かけることに。そのまま使い始めてもいいようなものですが、そのままだと経年変化が均一に起こりにくいことが原因(自分で使ってみての経験則)。どうせなら、美しく変化して欲しい。プロダクトの多くは出来上がった時点が美しさのピークですが、それに反するものは非常に少ないこの世の中。サスティナブルな資源でありながら時の経過に耐え古艶を増す無垢材(木材・金属ともに)は、間違いなくその例外の一つです。素材自体やデザイン含め、時の経過に耐えうるものを良質だと考えており、そんなプロダクトを作っていきたいと思っています。

 

 

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