産みつけられた卵を見ることはあったけど、産卵中は初めて。
この時期、自宅付近に生息するモリアオガエルは、田んぼの畦に卵を産みつける。木の上にしか産まないと思っていたが臨機応変に対応しているようだ。また、たくさんの生命が誕生する。
産まれくる生命もあれば、失われる生命もある。失なうことはつらいが、考えてみれば、個としての存在が消えたにすぎない。生命を構成していた分子は、地球外へ出ることは出来ない。となれば、我々は順繰りに何かの個の一部であり続けるはずだ。失われたと思うのは、人間という個から見た思い込みに過ぎないのかもしれない。生命はつながっている。