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Cure Furnishing

木材が放散する微細な成分を活用する 最先端木材活用

私たちは、ただ無垢材を使うのではなく、木材が放散する微細な成分を見ています。成分の中には人の精神を安定させ作業効率をあげたり、睡眠の質を改善したり、抗菌成分さえも存在しています。それぞれの木材が持つ特有の成分を活かすことで、住まいやオフィスなど様々な場面で、人に優しい空間をつくることができると考えています。

人工乾燥材にも成分は残っていますが、高温をかければ変性や流失があります。そのため、私たちは天然乾燥材を使用します。ただし現在の乾燥過多の建築室内に、天然乾燥材だけで家具をつくることはリスクがあります。しかし、家具内部であれば、無垢材の動きも考慮した設計により、天然乾燥材を取り込むことが可能です。そしてそれは庫内に収納されるものが木の成分によって守られる点においても都合良く、家具内部から放散される成分により室内の空気も変わります。

夢のある木材活用

昨年からスタートしたこの研究は、木材の専門家・研究者も加わり、さらに木材の幅を広げてこれからも行っていくつもりです。日本には欧州と比べて、およそ10倍の木材の種類が存在しています。その木材の中には、人には厄介なVOC(揮発性化学物質)を吸着、分解するような成分をもつ木材もあるのではないかと夢を持って研究を続けています。

空間の空気質を木材でコントロール

またある程度、様々な木材の特性が見えてくると、寝室にはこの木材、キッチンには抗菌成分を持つこの木材というように、その空間の求める性質に合わせた木材をどれだけ使用すれば良いかの目安を示せるようになってきます。それは、空間に合わせた空気質(IAQ:Indoor Air Quality)をコントロールすることができることを意味しています。

例えば、美術館や博物館のような収蔵品を守るために適した木材、医師など常に病気のリスクに晒された人たちにふさわしい木材、集中力を高め作業効率をあげたいオフィスのための木材、自然の中でゆったり寛ぐ別荘に適した木材など。

 

最先端木材活用 Cure Furnishingは空間の新たな付加価値

この分析・研究は現在も樹種の幅を拡げCURE WOOD LAB.で継続しています。最新の研究を実践するCure Furnishingを新たな空間の付加価値として使っていただけるパートナーを募集しています。なお、CURE WOOD LAB.では、研究を支援・情報交換をしていただける会員も募集しています。専用サイトをご覧ください。

家を建てられるお客様向けの、Cure Furnishing・アレルギー勉強会などの講座も致します。お気軽にお問い合わせください。

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木の総合学研究所 飛騨高山 CURE WOOD LAB.