文章をみると、書いた人が見える。
自分のブログも何度も読み返し、おかしなところを後日修正したりすることもある。というのも、書かれた文章はその人をそのまま表してしまうと考えるからだ。誤字脱字を気にせず放置された文章を見ると、書いた人は詰めが甘いのではないかと思ってしまう。自分もそう思われたくないので、文章にはかなり神経を使っている。とはいえ、読書しているくらいではスキルアップも望めるわけもなく、おそらく恥ずかしい文章もきっとあるに違いない。
今回手にした本は、表紙の写真に惹かれてだった。「言葉の煎じ薬」、題名もいい。早速読み始めてみると、普段何気なく使っていた言葉の誤りから語源にいたるまで丁寧に書かれており、勉強になるいい本だった。「流れに棹さす」や「気のおけない」など、昨今誤って認識されている慣用句があるとニュースで言っていたが、言葉の重要性を再認識するには良い本だと思う。学校でこんな授業があったら、言葉に対する意識が違ってくるだろう。僕の文章は僕そのものであり、ブログのタイトルを名前にしたのもなんとなくしっくりきている。言葉を大切にし、背伸びすることなく自分の言葉でメモしていけたらと思う。