そういえば、少し前のこと。地元産のナラ・クリ材の製材をしてもらいました。計19本の丸太です。これをどんな厚みに製材してもらうかは、僕の自由。この自由というのが、結構悩みどころでしたが。

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流通している材料は、規格が決まっていて海外のものだと厚みが4/4 、5/4、のようにインチで標記され、長さはフィートとなります。国産のものは製材する業者によって微妙に変わりますが、やはり似たような数字が並ぶのです(27mm,36mm,40mm,45mm・・・)。数本挽いてもらいながら表情を確認できたので、一番表情を活かせる厚みで製材してもらいました。ほんと、飛騨産のナラ・クリの表情は豊かです。今から楽しみ。ただ、すぐには使えません。天然乾燥・人工乾燥を経て、僕が加工できるようになるには1年以上の月日が必要です。とにかく、自然の時間はゆっくり。乾燥された材料だけを買っていると、こんな時間の流れは実感できない。頭で分かっていても、実際に経験するのとでは雲泥の差。地元の材料を使うというだけではなく、本来かかっている自然の時間を体感できるというのは大きい。これでまた、無垢材へ寄せる想いが強くなります。

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手前の小さな山とその後ろの大きな山の2つ、結構な量になりました。この桟積みされた状態で、ゆっくり乾燥させます。

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