天候に恵まれた5/27、午後から向かったのは長野県松本市にある県の森公園。松本クラフトフェアが同じ会場で行われていましたが、モノの売り買いに忙しい皆さんを尻目に私が向かったのは県の森文化会館。重要文化財でもある「旧松本高等学校」校舎を保存しながら活用している施設です。一歩足を踏み入れると、外とは対照的な静謐な空気。その一教室で特別講座が開かれました。
講師はMOMAのアソシエイト・コンサバター ロジャー・グリフィス氏。所蔵作品の保存修復を特に立体造形物を専門にされています。その仕事についた経緯から、関わったプロジェクトなどをお聴きしました。
コルビュジエのキッチンをコレクションに加えるために、購入物の検討からオリジナルへの修復の様子を詳しく解説していただきました。時間がなくなり、アイリーン・グレイのブリックスクリーンについてはかなり端折っての解説。でも本当に興味深い内容でした。
最後にグリフィス氏に拙い英語で感謝とMOMAでの再会を約束しました。こんな機会を作っていただいた阿部藏之氏そしてスタッフの皆さん、ありがとうございました。