レシピが書かれているわけではないが、料理を体系的に捉えた良書ではないだろうか。
玉村豊男著 料理の四面体
料理を火・水・油・空気の4要素で捉えることで様々な料理を分析、それを応用することで無限にアレンジできることを示唆しています。今まで料理とは、決められた食材・調味料を使い、決められた方法で作るものだと思っていました。料理本を覚えなければいけない暗記モノだと。この本を読むと、数学的なアプローチをとれることが理解できます。ただ、このイラストが出てくるのが、巻末に近いところ。もう一度読み返すことで理解が深まるからとあるけれど、逆のアプローチの方が良かったかな。でも、料理への興味が多いに湧いてくる良書です。