上は伐り倒され、根っこもほとんど掘り起こされていたクリの木に実がつきました。

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伐り倒され・根が掘り起こされて4年目のこと。わずかに地中に入っていた根から養分を吸収し成長しました。現在の樹高はおよそ2.5メートル。その生命力に驚きます。広葉樹は針葉樹と違い、根が残っていればこのように生き続けます(針葉樹は根だけでは再生できず、新たに苗を植えることでしか対応できません)。まさに本物のサスティナブルな資源。クリは成長が早いので、100年もせずに材料として使えるようになるはずです。それに比べるとナラは成長が遅く、150年から200年。これを長いと感じるのか短いと感じるのかは比べるものによりますが、建築や家具に使用でき熱源にもなる資源が、このようなスパンで循環できることは特筆すべきものだと感じます。ここ近年セルロースナノファイバーで脚光を浴びだした木材ですが、もっと上手に活用していけば森林大国である日本にとって素晴らしい資源になるはずなのですが。

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