家具の打ち合わせや納品に伺う先は、知らない土地がほとんど。時間があれば、その周辺を散歩します。

 

 

 

先日は納品のため、岐阜県養老町へ。同じ岐阜ですが、岐阜の南に位置するため気候がだいぶ違います。

高山はどちらかというと日本海側の気候に近い。この時期吹く北西風は日本海上空でたっぷり水分を含み、日本海側に雪を降らせ湿度を高くします。高山もこの影響を受けます。なので、天気予報も富山を参考にすることもしばしば。一方、養老町の位置する場所は、あの有名な「伊吹おろし」の吹く地域。雪を降らせ終わった乾いた風が吹くので、冬場は晴天が多く乾燥するようです。

 

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その違いは、植生で伺い知ることができます。植物採集していた少年時代の癖で、今でも道端などに生える草や木々が気になります。そこに生えている名前も忘れてしまった植物たちが、その地域の気候を知る手がかりになるのです。これからの時期、雪で覆われる高山を離れて、雪のない地域に行くのは楽しみの一つ。そこで散歩しながら、植物たちをじっと眺めて過ごします。

 

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以前にはお客様と海辺の町を小一時間ほど散歩して過ごしたこともあり、いい思い出になっています。私にとって打ち合わせや納品は、家具制作の合間の一服の清涼剤になっているようです。

 

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