ロバート・キャパの謎 「崩れ落ちる兵士」の真実を追う(青弓社)を読んだ。 本をお送りいただいたのは、著者である吉岡氏。1年ほど前に書いたブログ記事が意外な進展を見せた。

 

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何か情報が欲しいとブログに記したのが1年以上前。そんなブログにコメントをいただいたのは、この本の著者である吉岡栄二郎氏だった。僕のわがままに付き合っていただき、ご本人から直に著書をいただくという幸運に恵まれた。

少しずつ読むつもりでいたが、あっという間に読み終えてしまった。沢木氏の著書を受けての出版ということもあり、何が間違っているかを明確にしている。その上で吉岡氏の結論への導きは理路整然としていて、非常に気持ちが良かった。様々な点(時代背景を含む)を考察し導かれた結論には重みを感じる。沢木氏の結論への過程が資料提示という点で不満を感じていた僕には、非常にすっきりした印象。沢木氏が投じた一石に、別の一石を投じたカタチ。先の波紋はかき消され、また新たな波紋が現れた。おそらく、今後も別の波紋が起こるに違いない。興味を持ち続けていこうと思う。

それにしても、写真が撮られた時代背景など知らないことが多く、世界の今を知るためにも現代史を学ぶ必要を感じてしまった。これを機に少しずつ勉強したいと思う。

吉岡様 著書をお送りいただき、本当にありがとうございました。また新たな研究成果を期待しております。

 

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