IMG_0410

ミャンマーでは象を使って木を運び出しています。

ミャンマーと言えば、チーク。僕の入手するチークは、全てミャンマーのものです。非常に高価な材料であるため、似たような安価なものも出回っていますが、やはりミャンマーチークを知ると他は使えません。以前から、象を使って木を運び出していることは知っていたのですが、これだけの写真で見るのは初めて。しかも、象で運び出さないといけないのは機械化できないせいだと思っていたのですが、これは間違いでした。森林保護のために、あえて政府が規制して、象でしか運び出さないようにしているとのこと。しかも、人間との緩い関係がいい。仕事をさせるとき以外は、森で自由にさせている。必要なときだけ、呼んでくるようです。そこまでの関係を築くためには子象時代の訓練が欠かせないのですが、少し可哀想な訓練の様子も載っています。慣れされるのはやはり相当大変なようです。日本の森林資源も今は放置されてしまっているところが多いですが、必要になれば一気に伐り出してしまうでしょう。過去にも、日本中が禿げ山になってしまったことが3、4度も(戦後は1度)あるようです。今のうちにミャンマーに見習い、きちんと制度を整えておかないと大変なことになってしまうかもしれません。次にチークを使うことがあれば、ミャンマーの象に思い馳せながら制作することになりそうです。

IMG_0411

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください